

- 2014年4月 「お宝とまとの簡単レシピ」
- 2014年1月 「お宝とまとdeランチ」試作
- 2013年11月 11月のお宝トマトの状況
- 2013年11月 お宝トマトケチャップ作り
- 2013年10月 苗の定植
- 2013年10月 おいしいトマトの環境づくり
- 2013年7月 「お宝トマト」の今年の出荷が終了しました!!
- 2013年5月 トマトの日焼け防止
- 2013年4月 お宝トマト 安心・安全のために
- 2013年3月 料理講習会開催「お宝トマトdeランチ」
- 2013年2月 お宝とまと シーズン本番!
- 2013年1月 お宝トマト 収穫直前!
- 2012年12月 「お宝トマト」後継者の勉強会
- 2012年11月 お宝トマト開花宣言!!
- 2012年10月 お宝トマトの苗を植えました!
- 2012年9月 生産者のつぶやき~土づくり編~
- 2012年8月「お宝トマト」次の栽培に向けて準備中!
- 2012年7月「お宝トマト」の今年の出荷が終了しました!!
「お宝とまとの簡単レシピ」
4月になり、すっかり春らしくなりました。
トマトのハウスは連日暑い日が続いています。
遅くなってしまいましたが、フレスタ料理講習会で紹介した、お宝とまとのレシピを紹介します。
『家にある材料と調味料で簡単に作れる♪』というのをモットーにして考えました。
(智保)

お宝とまとと大根のカリカリサラダ

材料(2人分)
- お宝とまと 1個
- 大根 4個
- ちりめんじゃこ 適量
- 青シソ 適量
- ぽん酢 お好み
- トマトは角切り、大根は千切りにする。ちりめんはごま油で炒っておく。
- お皿に大根・トマト・ちりめん・青シソの順に盛り付ける。
- ポン酢をかけて完成。
お宝とまとの巾着煮

材料(2人分)
- お宝とまと(M) 1個
- 油揚げ 4枚
- ウィンナー 2本
- チーズ 約40g
- 白だし 適量
- 油揚げを半分に切り、油抜きをしておく。(いなり揚げを使うと簡単です)
- トマトは一口大くらいに切り、ウインナーは小さめの斜め切りにする。
- 油揚げの中に、トマト・ウインナー・チーズを入れて、爪楊枝で串縫いにする。
- 白だし(うどんだしくらいの濃度)を煮立たせて、その中に3で作った巾着を入れる。
※余ったウインナーも一緒に煮ても良い
お宝とまとの簡単リゾット

材料(2人分)
- お宝とまと 1個
- ご飯 200g
- ニンニク 少量
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩・こしょう 適量
- とろけるチーズ 2枚
- コンソメ 1個
- フライパンにオリーブオイルとすりおろしたニンニクを入れ、香りが出たらみじん切りにしたトマトを入れて、炒める。
- トマトをつぶす感じで炒め、水を適量入れる。
- 煮立ったらご飯を入れて、コンソメ・塩・こしょうで味を整える。
- おじや位まで水気がなくなったら、とろけるチーズを入れ、軽く混ぜたら完成です。
お宝とまとのジャム

材料(作りやすい分量)
- お宝とまと 4個
- 砂糖 40g
- レモン汁 小さじ3
※砂糖・レモン汁はお好みで調節
- トマトは皮をむいて、ざく切りにしておく。
- フライパンにトマトを入れ、水分を飛ばすように煮詰める。
- ある程度(お好みで)水分が飛んだら、砂糖・レモン汁をいれ、味を整えて完成です。
「お宝とまとdeランチ」試作
少しずつトマトの出荷も始まり、今年も料理講習会に向けてお宝とまとを使った料理の試作をしました。
サラダからデザートまですべてトマトを使ったフルコース。お宝とまとの味を活かすことはもちろんのこと、誰でも簡単に作ることができるレシピにするなど、多くの消費者の方に作ってもらえるようにと試行錯誤しました。
その中の1つは、料理講習会での時間などを考えると紹介しにくいので、ここで紹介します。
今回完成したレシピは、2月20日にフレスタ横川店のおいしさスタジオで紹介します。
お宝とまとのラタトゥイユ

材料
- お宝とまと 6個
- 玉ねぎ 1個
- 鶏肉(もも肉) 1枚
- エリンギ 50g
- しめじ 50g
- にんにく 2片
- コンソメ 2個
- オリーブオイル 適量
- 塩、胡椒 適量
- フライパンにオリーブオイル大さじ3とにんにくを入れ、にんにくの香りが出たら鶏肉に塩をふり、皮面からいためます。
- 7割程度火が通ったところで1度取り出しておきます。
- オリーブオイルを少し追加し玉ねぎがしんなりするまでいためます。
- エリンギ、しめじを入れオリーブオイルがなじむまでいためます。
- トマトを入れて水分が出てきたらコンソメを入れます。
- トマトが全体になじんできたら鶏肉を戻して弱火で15~20分煮込み、塩・胡椒で味を調えたら出来上がり。
「お宝とまとdeランチ」試作
少しずつトマトの出荷も始まり、今年も料理講習会に向けてお宝とまとを使った料理の試作をしました。
サラダからデザートまですべてトマトを使ったフルコース。お宝とまとの味を活かすことはもちろんのこと、誰でも簡単に作ることができるレシピにするなど、多くの消費者の方に作ってもらえるようにと試行錯誤しました。
その中の1つは、料理講習会での時間などを考えると紹介しにくいので、ここで紹介します。
今回完成したレシピは、2月20日にフレスタ横川店のおいしさスタジオで紹介します。
お宝とまとのラタトゥイユ

材料
- お宝とまと 6個
- 玉ねぎ 1個
- 鶏肉(もも肉) 1枚
- エリンギ 50g
- しめじ 50g
- にんにく 2片
- コンソメ 2個
- オリーブオイル 適量
- 塩、胡椒 適量
- フライパンにオリーブオイル大さじ3とにんにくを入れ、にんにくの香りが出たら鶏肉に塩をふり、皮面からいためます。
- 7割程度火が通ったところで1度取り出しておきます。
- オリーブオイルを少し追加し玉ねぎがしんなりするまでいためます。
- エリンギ、しめじを入れオリーブオイルがなじむまでいためます。
- トマトを入れて水分が出てきたらコンソメを入れます。
- トマトが全体になじんできたら鶏肉を戻して弱火で15~20分煮込み、塩・胡椒で味を調えたら出来上がり。
11月のお宝トマトの状況
11月に入って最低温度も10℃を下回るようになってきて、ハウス内に設置している暖房器も可動し始めました。
近年、この暖房器の燃料である重油単価がどんどん上がって大変厳しい状態です。しかし、私達がこうして暖房器を使ってコストのかかる時期にトマトを作る理由は、実は冬~春のトマトが最も糖度や糖度のバランスが優れている時期であるからです。そして倉橋は広島県の最南端に位置し温暖で栽培に適しています。
この時期の作業としては、一花房目のトマトの果実もピンポン玉ぐらいになっているので、摘果していきます。一花房目になっている果実を丁寧に見ていくと、形の良いものだけでなく、窓あき果・チャック果・しり腐果(左下写真)と言った規格外の物もあります。これらを取り除く作業を摘果と言います。そして、形の良いものだけが5つあっても、トマトの樹勢を見ながら3・4つに減らして果実の太りを良くさせます。また、葉っぱなどで果実がついている所が陰になっている場合は、葉っぱを切ったりしてしっかり日を当てるようにします。こうすることによって、果実の中にたくさんの栄養を含ませませることができ、より美味しいトマトになります。
最終的にトマトシーズンが終わる時には、16花房ぐらいまで進み、各花房に平均4つ残すようになります。
右下の写真のように、しり腐果になってしまうほど低水分で育て、果実に日を当てることによってベースグリーンが濃くなり、糖度も高くなります。
今のところトマトも順調に育っており、今シーズンのお宝とまとも期待できそうだ!!
お宝トマトケチャップ作り
9月、お宝とまと部会の女性部(ママーズクラブ)でお宝とまとのケチャップ作りを行いました。
収穫期は、忙しくてケチャップを作る時間が取れないので、収穫したトマトを冷凍保存したものを使ってケチャップを作っています。そうすることによって、お宝とまとが店頭に並ばない時でも、お宝とまと食べてもらうことが出来ます。
ここでトマトケチャップの簡単な作り方をあなただけに教えます。
1.トマトを輪切りにする。
2.輪切りにしたトマトを煮込む。
↑重労働です。
3.裏ごしする。〔皮と種を取り除く〕
4.裏ごししたトマトにすりおろした玉ねぎ〔あらかじめローリエを入れて煮込んでおく〕香辛料を入れて味を整える。この間に、瓶詰め用のビンの消毒をします。
5.水分をとばして完成です!!!
お宝とまとでケチャップを作ると、風味の良いおいしいケチャップが出来るのでぜひ一度お試し下さい。
保存料や、着色料も使っていないので、安心して召し上がっていただけます。
あと、こちらの瓶詰めされたケチャップも販売しておりますのでぜひともお買い求めよろしくお願いします。
(公太)
苗の定植
今年度のお宝とまとの収穫・出荷は7月第1週で終了しましたが、9月の中旬頃から早くも来年度のお宝とまとの苗の定植と育苗が始まっています。
昨年度から、ポット(鉢)で育苗するのと同時に小さい苗をハウスにそのまま定植する方法も取り入れています。今までのポットで育苗して定植するやり方とは育ち方が違い、試行錯誤しています。
1年でトマトがハウスに植わっていないのは3カ月ほどしかなく、9カ月はトマトが植えられていることになります。その、わずか3カ月の間にギニアグラスやソルゴー(緑肥)等の草を植えたり、堆肥をまいたりして次のトマト栽培に備えての土づくりをしています。
*ギニアグラスをハウスに植えている様子
現時点(10月10日)で早いものはトマトの第一段目のつぼみが見えているところです。早ければ年末から、少しずつトマトが赤くなり始め、1月の中旬には本格的に出荷が始まると思います。
(智美)
おいしいトマトの環境づくり
お宝トマトのハウスである第二水越C農業団地(造成地)の一つです。この団地は傾斜が東に面していて朝日が早く当たるため冬春トマトの栽培としてはとても適しています。土壌もマサ土(水はけが良い)でおいしいトマトが出来ます。
しかし大型化、造成地というのにも徐々に解決しなければならない問題も見えてきました。今回はその問題の一部について紹介します。
シーズン通して安定して美味しいトマトを作るには水分管理がとても重要です。温度、天気、トマトの生育状況などから徹底的に水の管理をするよう努力しています。
しかし梅雨の時期を含め最近ではゲリラ豪雨のように短時間にかなりの量の雨が降ることがあります。そこで問題になってきているには連棟で建っているハウスの谷の部分。広いハウスでは間口24m、奥行80mの屋根に降った雨の排水能力を越えハウスの谷があふれて雨漏りしてしまいます。また造成地なため地山(もともとの地盤)と寄せ土(盛り土)で地下の水の流れはずいぶん違うため、場所によっては地下を伝ってハウス内に雨からの地下水が浸入することもあります。こうなっては生産者が意図として潅水していない水をトマトが吸収してしまい果実が水っぽくなります。
「お宝トマト」の今年の出荷が終了しました!!
冬春トマトの栽培適地である呉市の倉橋島で、品質や栽培方法にこだわって作られている「お宝トマト」ですが、7月上旬をもちまして今年の出荷期間が終了しました。
お買い上げくださった皆様、応援してくださった皆様、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました!
これからも工夫や研鑽を重ね、お客様に益々喜んでいただけるようさらなる品質の向上に向けて挑戦し続けるために、今回の反省点や改善点など若い後継者などで話し合いを行っている写真です。
来年は、例年通り1月から出荷が始まる予定です。来年のお宝トマトにも期待してください!
2013年5月 トマトの日焼け防止
5月も後半になって、かなり暑い日が続くようになりました。
日差しも強くなり、日焼けとの戦いの日々です(笑)
日焼けは人間だけでなく、トマトもするんです!!
トマトは日焼けしてしまうと、果肉が軟らかくなり、食感が悪いため商品価値がなくなってしまいます。
そこで、日差しが強くなってくると、遮光のためのカーテンをします。(写真は遮光カーテンを閉めた状態)これで日差しが少し遮られ、トマトの日焼けを防ぐことが出来ます。
ただ、一日中、遮光したのでは、トマトも日照不足になってしまいます。
昼間の日差しの強い時間帯だけ遮光し、朝日はしっかり当てて、昼間の光合成を促します。こういう小さな努力がお宝とまとをおいしくしているんです。
お宝とまとの収穫もあと、1か月ほどになりました。
これからの季節は、トマトの樹(葉や茎)の成長にはさほど気を使わなくても良くなります。(もう少しで収穫も終わるため、樹を成長させる必要がなくなる為)これからの時期はとにかく美味しいトマトになるように、今まで以上に水を控えることが出来ます。
これによって、さらに甘いトマトになります。
ぜひ、食べてみてください!!!
2013年4月 お宝トマト 安心・安全のために
お宝トマトではミツバチを利用し、花芽を実にさせる交配を10年以上前から始めています。
ミツバチはいちご、メロン等果菜類などの園芸作物生産における花粉交配の手段として用いられて、花を実にさせる時には欠かせないものとなっています。
なお,このミツバチはセイヨウマルハナバチと言う名で、外来種になります。ハウス内から逃げないように細かいネットを扉につけるなどの管理が必要です。
また農薬などの薬品はミツバチにとって影響が大きいですが、お宝トマトはエコファーマーの認定を受けているように、減農薬栽培にも取り組んでいるので問題なくミツバチ交配を行うことが出来るのです。
お宝トマトを購入していただく消費者の皆さんに安心安全なトマトを多く届ける為にこれからも努力していきたいと思っています。
(大輔)
2013年3月 料理講習会開催「お宝トマトdeランチ」
2月、3月と,生産者が講師となり,お宝トマトを使った料理教室を開催しましたので,その様子を紹介します。
2月21日フレスタ横川店内・おいしさスタジオにて「お宝トマトdeランチ」と題して料理講習会を午前・午後と2回開きました。後継者が中心となってお宝トマトの濃い味を活かすように何度も試行錯誤しながら考案したレシピです。
メニューは「お宝トマトのピザ」 「お宝トマトとアボガドのサラダ」 「お宝トマトのミネストローネ」 「お宝トマトのスムージー」です。
緊張しながらも生産者自らが講師となりお宝トマトについてお客さんと会話しながら楽しく過ごせました。
宝トマトのレシピはフレスタ横川店・上天満店の2店舗置いていますので見かけたら手にとって一度お宝トマトを使って料理してみてください!
今年で3回目になり、常連のお客様のたくさん来られていて、逆にアドバイスをもらうこともあり、また次回へ向けての課題も出来ました。
お宝トマトで料理をするのと、それ以外でするのとでは味が全然違うという意見ももらった時は、手ごたえを感じました。
これからも店頭では伝えきれない情報を、お客様に直に伝えられるような企画を考えていきます。
(隼人)
お宝とまと シーズン本番!
先月に引き続き,厳しい寒さが続いていますが,トマトは順調に生育し、1月末現在8~9段目の花が咲いています。
青かったトマトの実も赤くなり始め、徐々に収穫量も増えてきています。
これからお宝トマトのシーズン本番です!
お宝とまとをより美味しく食べていただくために、お宝とまとを使った料理を創作し、オリジナルのレシピも考案しています。(1/17の中国新聞朝刊にこの取組が紹介されました!)
レシピは、料理講習会で紹介したり、スーパーの店頭に置く予定です。見かけたらぜひ手にとってみてください!
(智実)
2013年1月 お宝トマト 収穫直前!
12月。
広島県最南端の倉橋と言えども寒さも厳しくなり,トマトにとっても辛い時期になりました。
日中,日が差し込むとハウスの中はある程度の気温になりますが,地温はなかなか上がりません。そこで,寒さ対策として,トマトの株元にマルチを張ります。これにより,地温が上がり,土壌の乾燥も防ぎ,根の活動が活発になります!
また,苗の時から定期的に肥料を葉面に散布してきたため,葉の厚みが増し,夏に比べて日照時間の短い冬でも効率よく光合成ができ,生き生きとした樹になっています。
夕方,日が沈むころには気温も下がってきます。1日の作業を終える前に,ハウスの中にカーテンを張り,外からの冷気を完全に遮断します。さらに,一定の気温以下になると暖房器もつけます。こうして厳しい寒さを乗り越えます。
定植して約70日が経ち,肝心の実は肥大完了までになり,後はこれが真っ赤に完熟するのを待つだけになりました!
本格的な収穫は1月に入ってからになりそうです。
この報告がホームページにアップされる頃には収穫は始まっているでしょう。
(翼)
2012年12月 「お宝トマト」後継者の勉強会
お宝トマト生産部会では,後継者が集まって月に1回勉強会をしています。
勉強会では,トマト栽培の基本的な勉強はもちろんのこと,トマト栽培における情報交換や糖酸度調査,マーケティングなど幅広く勉強しています。
11月下旬には,各農家の圃場巡回をおこないました。同じトマトでも育てる人,育てる場所によって違いがあり,とても勉強になります。
1月から出荷が始まる予定です。
美味しいトマトになるように日々頑張っているので,楽しみにしていてくださいね。
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( 梨香 )
2012年11月 お宝トマト開花宣言!!
11月も後半に入り,我が家にコタツが登場した頃。トマトの方はといいますと,定植してから成長し,きれいな花が咲き始めました。
花を拡大したのが上の写真です。意外と可愛いでしょ(笑)
昔はトマトを食べず,観賞用として主に育てていたらしいので,昔の人はトマトの花を眺めていたんですかね。
実(じつ)は花は多くの場合,実(み)がつかない場合があります(寒くなると特に)。そのため,花が受粉していないにもかかわらず受粉したと勘違いして実を生長させるように,花に植物ホルモンを散布します。おいしいトマトが採れるよう,花一つ一つ,丁寧に散布しています。
お客様に喜んでもらえるようなトマトを作れるようにこれからも心がけて,明日からも仕事頑張ります!
( 公太 )
2012年10月 お宝トマトの苗を植えました!
9月中旬、トマトの苗の接ぎ木作業も無事に終わり、小さい鉢から大きい鉢へ植え替えた状態です。(小さいトマトの苗が見えるでしょうか?)
苗の管理は,今後のトマトの成長に大きくかかわってくるので、気を抜くことができません。定期的に肥料を散布したり、トマトの状態を見ながら水をやったり・・・
10月に入ると上の状態です。
このくらいまで大きくなってくると、定植です。
そして、定植したものが上の写真です。
これから9ヵ月間、美味しいトマトを作るため頑張っていきます!!
( 智保 )
2012年9月 生産者のつぶやき~土づくり編~
下の写真は、8月29日の朝のトマト圃場の様子です。寝ぼけた僕がパッと見た感じでは、雪が降ったような、はたまた霜でも降りたのかって感じでした。暑さで頭がおかしくなったわけではありません(笑)。
白い雪のように見えるのは菌です。堆肥とボカシ肥を土壌に入れることによって、意図的に有益な菌の密度が高い状態になっているんです!
お宝トマト生産組合では、肥料として大豆粕や魚粕などの有機質肥料を1度発酵させたボカシ肥を使用しています。配合する資材の量は、土の状態によってシーズンごとに変えます。手間はかかりますが、このボカシ肥を使うようになってから確かにトマトが一段と美味しくなりました。
ボカシ肥料を作る様子
なぜ美味しくなるのか?そのメカニズムは話せば長くなるので要するに、有益な菌は有機物をどんどん分解してトマトの栄養源となるアミノ酸をつくります。そのアミノ酸をトマトが直接根から吸収することで、トマトの美味しさに重要な役割を果たしている糖が蓄えられやすくなるんです。
アミノ酸を作る菌が増え、生き続けるためにはまず餌(有機物)が必要です。前回の報告でも紹介しましたが、出荷のシーズンが終わり片付けが済んだら、モミガラを入れて耕し、ギニアグラスなどの緑肥を植えます。緑肥をすき込んだ後は、米ぬかや堆肥を入れて耕します。このように、次のシーズンの栽培が始まるまでに、有機物を入れながら合計10回前後耕すと思いますが、この一連の作業が結構な労力・時間・経費を費やします・・・。一見すると単純な作業ですが、この作業なくして土づくりはありません!!そして、土づくりによってトマトに違いがでるのはこれまでの経験でも確かです。
シーズンを通じて美味しいトマトを消費者のみなさんに届けるために、今後も土づくりについて考え、工夫していこうっと!
( 隼人 )
2012年8月「お宝トマト」次の栽培に向けて準備中!
7月上旬をもって出荷期間が終了しましたが、トマトを栽培していない夏の間も、次の栽培に向けた大切な準備である「土づくり」に取り組んでいます。
トマトに限らず野菜は同じ場所に何度も植えてしまうと病気になりやすくなります。
そこで、ギニアグラスなどのイネ科の草を植えてすき込むことによって、健全な土になるように努力しています。
これからも「こだわりぬいた紅(あか)の旨み」を合言葉に挑戦していきます!
生育中のギニアグラス
2012年7月「お宝トマト」の今年の出荷が終了しました!!
冬春トマトの栽培適地である呉市の倉橋島で、品質や栽培方法にこだわって作られている「お宝トマト」ですが、7月上旬をもちまして今年の出荷期間が終了しました。
お買い上げくださった皆様、応援してくださった皆様、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました!
産地では、「これからも工夫や研鑽を重ね、お客様に益々喜んでいただけるようさらなる品質の向上に向けて挑戦し続けます」とのこと。来年のお宝トマトにも期待してください!
来年は、例年通り1月から出荷が始まる予定です。
お宝トマト生産者の皆さん